真庭市議会 > 2017-02-22 >
02月22日-01号

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  1. 真庭市議会 2017-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 真庭市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    平成29年 3月第1回定例会平成29年3月第1回定例会             真 庭 市 議 会 会 議 録             平成29年2月22日(水曜日)             ───────────────             議  事  日  程(第1号) 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 報告第 1号 専決処分の報告について 第 4 議案第 1号 平成28年度真庭市一般会計補正予算(第4号)について 第 5 議案第 2号 真庭市防災行政無線設置に関する条例の一部改正について 第 6 議案第 3号 真庭市過疎地域自立促進市町村計画の変更について 第 7 議案第 4号 真庭市個人情報保護条例等の一部改正について 第 8 議案第 5号 真庭市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び真庭市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 第 9 議案第 6号 真庭市税条例等の一部改正について 第10 議案第 7号 真庭市と新庄村との事務の委託の変更について 第11 議案第 8号 財産の無償譲渡について 第12 議案第 9号 相互救済事業の委託について 第13 議案第10号 真庭市養護老人ホームささぶき苑条例の廃止について 第14 議案第11号 真庭市介護保険条例の一部改正について 第15 議案第12号 真庭市歴史民俗資料館条例の一部改正について 第16 議案第13号 真庭市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定について 第17 議案第14号 真庭市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価について 第18 議案第15号 真庭市農業共済事業特別会計(農作物共済勘定(水稲))に係る特別積立金の取崩しについて 第19 議案第16号 真庭市都市公園条例等の一部改正等について 第20 議案第17号 字の区域の変更について 第21 議案第18号 平成29年度真庭市一般会計予算について 第22 議案第19号 平成29年度真庭市国民健康保険特別会計予算について 第23 議案第20号 平成29年度真庭市後期高齢者医療特別会計予算について 第24 議案第21号 平成29年度真庭市介護保険特別会計予算について 第25 議案第22号 平成29年度真庭市介護保険特別会計介護サービス事業勘定)予算について 第26 議案第23号 平成29年度真庭市簡易水道事業特別会計予算について 第27 議案第24号 平成29年度真庭市浄化槽事業特別会計予算について 第28 議案第25号 平成29年度真庭市津黒高原観光事業特別会計予算について 第29 議案第26号 平成29年度真庭市クリエイト菅谷事業特別会計予算について 第30 議案第27号 平成29年度真庭市温泉事業特別会計予算について 第31 議案第28号 平成29年度真庭市農業共済事業特別会計予算について 第32 議案第29号 平成29年度真庭市水道事業会計予算について 第33 議案第30号 平成29年度真庭市下水道事業会計予算について 第34 議案第31号 平成29年度真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計予算について             ~~~~~~~~~~~~~~~             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第34まで             ~~~~~~~~~~~~~~~             出  席  議  員(23名)   1番  福 島 一 則 君         2番  福 井 荘 助 君   3番  中 尾 哲 雄 君         4番  原   秀 樹 君   5番  古 南 源 二 君         6番  岡 崎 陽 輔 君   7番  氏 平 篤 正 君         8番  築 澤 敏 夫 君   9番  緒 形   尚 君        10番  入 澤 廣 成 君  11番  中 元 唯 資 君        12番  柿 本 健 治 君  13番  池 田 文 治 君        14番  小 田 康 文 君  15番  初 本   勝 君        17番  長 尾   修 君  18番  宮 田 精 一 君        19番  草 地 秀 育 君  20番  妹 尾   昇 君        21番  竹 原 茂 三 君  22番  森 田 一 文 君        23番  岩 本 壯 八 君  24番  妹 尾 智 之 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             欠  席  議  員( 1 名 )  16番  河 部 辰 夫 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             説 明 の た め 出 席 し た 者市長       太 田   昇 君    副市長      吉 永 忠 洋 君危機管理監    片 岡   清 君    総合政策部総合政策課長                               上 島 芳 広 君総務部長     秋 田 繁 彦 君    総務部次長    安 達   学 君生活環境部長   山 根 眞 一 君    健康福祉部長   稲 田 隆 司 君産業観光部長   長 尾 卓 洋 君    産業政策統括監  中 井   靖 君建設部長     山 本 光 一 君    会計管理者    枡 谷 和 明 君消防本部消防長  半 田   伝 君    蒜山振興局長   新 幸 知 典 君北房振興局長   的 場 敏 恵 君    落合振興局長   妹 尾 久 敏 君勝山振興局長   須 田 昌 宏 君    美甘振興局長   谷 岡 昭 雅 君湯原振興局長   宮 本 隆 志 君    教育長      沼   信 之 君教育次長     池 町 陽 子 君    教育委員会事務局理事                               美 濃   亮 君湯原温泉病院事務部長         横 山 高 史 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長   大 美 昌 司 君    参事       森 岡 和 之 君主査       角 田 正 樹 君             ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開会 ○議長(竹原茂三君) 皆さんおはようございます。 本日、平成29年3月第1回真庭市議会定例会が招集されまして、皆様には御参集をいただき、大変御苦労さまでございます。 ただいまの出席議員は23名であります。1名の方から欠席届が出ています。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 そのうち、日程第4、議案第1号については、議会運営委員会の決定事項でお知らせしておりますとおり、本日市長の提案説明を受けた後、採決まで行う予定でありますので、よろしくお願いいたします。 それでは、これより議事日程に入ります。 まず、議長報告をいたします。 12月定例会以降の諸般の報告については、お手元に配付しておりますとおりでございます。後ほどごらんいただきたいと思います。 また、真庭市監査委員から地方自治法の規定により財政援助団体等監査の結果及び例月出納検査の結果の提出がありましたので、その写しをお手元に配付しております。後ほどごらんいただきたいと思います。 以上で議長報告を終わります。 次に、市長から挨拶並びに諸般の報告をお願いいたします。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 皆様おはようございます。 本日、ここに平成29年3月議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては御多忙の中お集まりいただき、まことにありがとうございます。 さて、この冬は例年にない大雪に見舞われ、この真庭市内においても2名のたっとい命が奪われるという悲しい事故が発生しました。亡くなられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。 私ごとでありますが、出張中に転倒し、左の肘と肩を骨折しました。まだ治療中ですが、回復しつつあります。この間、議会、そして市民の皆様に御心配と御迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。 なお、昨年12月定例会において御質問がありました私の去就についてでありますが、2月7日に再度出馬することを表明しました。この場をおかりして報告いたします。 それでは、この間の真庭市政の動きについて述べます。 東京圏への人口や経済の一極集中を是正する目的で政府関係機関の地方移転への政策が打ち出されたことを受け、林業、木材産業の先進地である真庭市が森林技術総合研修所移転の適地であると考え、このことを提案しておりましたが、現時点では研修にとどめるとの政府の方針により同所主催の木材産業・木材利用研修が一昨日から開催されています。このような研修を通じ、真庭における林業や木材産業の優位性や先進性を認識していただくとともに、その移転について今後とも働きかけてまいります。また、20日には民進党の蓮舫代表を初め、同党のエネルギー・環境調査会の視察がありました。福島原発事故以来、日本のエネルギー政策の見直しが迫られる中、このような視察が続いています。改めて再生可能エネルギーの活用が重要であり、注目されていることを痛感しています。真庭市としてはさまざまな地域資源を新エネルギーに活用していくことを最重要課題の一つと位置づけ、地域エネルギー自給率の先進地を目指します。次世代のためにも日本で最も安定し、安全な地域をつくっていこうではありませんか。 さて、早いもので市長就任から4年が経過しようとしております。就任時に市政運営の基本的な方向として、第1に地域の活性化を図ること、第2に安全・安心の地域づくりを推進すること、第3に未来を担う人づくりと豊かな文化づくりを進めることの3点を申し上げました。この場でその成果の一端を簡潔に報告いたします。 地域の活性化では、まず基幹産業である農林業を元気にするため、真庭あぐりネットワーク事業を推進しました。市内直売所と真庭市場の売上総額は8億円を超えるまでに至り、小規模高齢農家の所得向上と農地の荒廃防止に貢献しています。林業、バイオマス関係ではバイオマス産業都市の認定を受け、関連事業が大きく展開できました。バイオマス発電所は順調に稼働しており、国内初のCLT専用工場が完成し、これからの木材需要を伸ばす大きな基盤ができました。産業観光として平成18年に始まったバイオマスツアーは、昨年10月に利用者数が通算2万人を超えました。真庭産業団地は、元気な真庭という好印象も影響してか、就任時に18あった空き区画も残り5区画になりました。市内立地企業の拡張も進みました。このようなさまざまな要因から地域経済が活性化し始め、具体的には工業統計の製造品出荷額が平成24年の950億円から26年は7.6%伸び1,030億円に、その中でも現金給与総額は11%伸びております。法人市民税も伸びており、雇用の面も人手不足とさえなっています。今後とも、農林商工業のあらゆる産業分野で活性化を進め、雇用の場を確保することで定住につなげてまいります。 何としても地域の活力を取り戻さなければならないとの思いで支局を振興局に改組するとともに、配置した地域振興主管や地域おこし協力隊が地域に入りました。その取り組みの中で住民の皆様が地域の魅力を再認識し、地域資源に磨きをかける自主的な活動が活発になっています。人が輝き、光を放つ元気な地域がふえ、地域振興会社の設立も進んでいます。また、全国から集まったなりわい塾の塾生は中和を中心に旺盛な活動を展開しており、塾生だけでなく地域も変わりつつあり、地域が移住者を受け入れる機運が高まっています。 次に、安全・安心の地域づくりですが、ここでは子供に関することに限定例示します。 妊娠期から子育て期に至るまで切れ目なく子供を産み育てやすい環境を整えるため、今年度子育て包括支援センターを設置し、きめ細やかな相談、支援を実施しております。こども園化を進め、施設を充実し病児保育体制もできます。不妊治療の支援も充実しました。さらに複数の子供を安心して育てられるよう、低所得者の負担軽減や、第3子以降の保育料を無料化するなど、県内トップレベルの子育てしやすい環境を整えてきたことが功を奏してか、平成27年の合計特殊出生率は全国でもトップクラスの2.21になりました。今後とも安心して子供を産み育てることができる環境づくりを進めてまいります。 未来を担う人づくりと豊かな文化づくりですが、全学校施設の耐震化など、施設整備を進めました。高校生を含め市民ぐるみでつくった総合教育大綱において、大人も子供もともに育ち合い、個性と能力を十分に伸ばし、お互いにライフスタイルを応援し合うまちを目指す基盤をつくりました。また、落合総合センターや図書館整備を初め、文化、スポーツの環境整備に取りかかっています。未来の真庭を担う人を育てることが最も重要なことであり、10億円の未来を担う人応援基金を造成しました。この活用については市民皆様の知恵をいただき、市内で次世代を支える人を育てるとともに市外の人の招致も積極的に進めます。 これからの行政施策を旺盛に展開するためと孫の代にツケを回さないためにも市の財政が健全でなければなりませんが、現時点において真庭市の財政はどの指標で見ても全国に誇れるものであります。地方交付税の合併特例廃止に伴う縮減対策を全国の自治体とともに取り組んだ結果、45億円とも言われていた縮減額を6割程度復元でき、また財政調整基金を初め、各種基金を今年度末には260億円ほど確保できる見込みであります。 以上、報告いたしますが、ここに至るまでには市議会と議員各位の御理解と御鞭撻、何よりもふるさと真庭をよくしていこうとの通い合う心があったからこそで、改めて感謝申し上げます。 それでは、29年度の当初予算の概要について申し上げます。 人件費、扶助費、公債費や施設管理費などの経常的な経費を中心に骨格予算として編成しましたが、現在整備を進めている真庭火葬場整備事業こども園施設整備事業、北房地域新教育環境整備事業中央図書館施設整備事業等の普通建設事業や、年度当初から継続的に取り組むことにより高い効果を上げることが期待できる事業、緊急性を要し市民生活に影響を生じる可能性のある事業などについては、この予算に計上し、間断なく対応することとしております。 また、歳入については、企業業績の向上による法人税の伸びなどにより市税の伸びがわずかながらも期待できるものの、合併算定がえの特例措置の段階的終了の影響や算定基礎となる人口減による地方交付税の減少が見込まれております。このため、大型事業へ交付税算入措置の有利な市債の導入や、国、県の補助金や公共施設の改修、解体等に係る基金の活用などにより財源の確保に努めるところであります。 その結果、真庭市の一般会計当初予算は310億6,500万円を計上し、前年度予算と比較すると19億5,500万円、6.7%の増額となっておりますが、増額要素は前年度から継続される大規模工事による普通建設事業費など、減額要素は人件費の減少による義務的経費や特別会計への繰出金などであります。 また、特別会計は141億6,314万円、公営企業会計は73億4,148万円を計上しております。これらを合わせた真庭市全体の当初予算額は525億6,963万円となり、前年度当初予算と比較すると26億8,672万円、5.4%の増額となっております。 また、国の平成28年度第2次補正予算で地方創生拠点整備交付金事業に廃校を活用した第6次産業化拠点施設整備事業が採択されたことなどによる3月補正予算については追加上程をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、市政の現状と成果、今後の取り組みについて、その主なものを報告いたします。 初めに、総合政策部関係ですが、まず岡山市を中心に岡山連携中枢都市圏で取り組んできた都市圏ビジョンについては、本年度中に策定する予定で、来年度から事業を展開してまいります。 交流・定住関係では、なりわい塾の2期生の募集イベントを2月4日、5日に大阪市と岡山市において開催し、100名を超える参加がありました。今後、塾生の選考を行い、5月の開塾を目指します。また、1期生については、その大半が来年度も引き続き実践講座を受講することになっており、定住者が出てくることを期待しています。移住者対策ですが、1月21日、IUターン者と地元の人たちとの交流を目的に勝山で開催した第1回真庭市移住者交流会には20名を超える参加者がありました。この取り組みを継続し、移住者のサポートに力を入れてまいります。 地域づくりでは、市内で活動している方々の多彩な取り組みの情報共有や、地域間の交流を目的とするやまびこフェスタを初めて3月25日に開催します。今後も、地域間や世代間の地域づくり活動をつなぐことで真庭の地域力を高めてまいります。 ふるさと納税は今年度の目標額1億円を1月末で超え、前年比2.2倍とすることができました。今後も本制度の趣旨に沿って真庭を応援する人を募ってまいります。 国際交流関係については、国際交流員ローラさんの紹介により、イギリスと真庭市の子供が交流する学校エクスチェンジ事業が湯原小学校で始まります。今後、小学校教育に英語が導入されることを念頭に置き、市内の他の学校に広げ、英語学力の向上と多文化共生社会へ向け理解醸成を進めてまいります。 新たな交流・定住促進施策として、都市住民に真庭を訪問していただき、現地を見て感じたことを発信すること、また首都圏において移住希望者への小さな里山資本主義にうたわれている新しい生き方、価値観のプレゼンテーションを考えています。 シティプロモーション関係では、「広報真庭」8月号が岡山県広報コンクールで3年連続の特選になりましたが、通算では10回目となります。これからも市政と市民をつなぐレベルの高い情報紙としてさらに磨きをかけていきます。 次に、各振興局の新たな取り組みについて報告します。 蒜山振興局では、昔から続く山焼きを継続していくことで自然や景観を保全していくため、企業版ふるさと納税を活用し、山焼きの見学や山菜収穫体験などをツアーに育てていく里山再生プロジェクトを進めております。このほか、4月から蒜山自転車道で解禁予定のタンデム自転車のイベント開催など、新たな自転車の楽しみ方などを提案し、さらなる誘客を進めてまいります。 北房振興局では、地元有志によるイルミネーションや地域遺産の塩川の泉の整備が実施されました。また、北房ぶり市には地域団体、移住者、地域おこし協力隊などの出店があり、新たな特産品として北房キムチのもととなるヤンニョムが販売されました。さらに、呰部商店街を昭和ロマンの町並みへと再生する事業に取り組む地域振興会社の設立、異業種交流会から生まれた北房ホタルうどんやスッポン料理の提供店を掲載したマップづくりなどが進んでいます。 落合振興局では、落合総合センターの視聴覚室を自主学習の場所として開放したことで中高生の利用が進み、1月末までの延べ利用者数は約6万人となりました。今後、このセンターを拠点として地域活性化の取り組みが住民主体で活発になることを期待しております。 久世地域では、12月17日にまち歩きワークショップを開催し、久世駅のCLTモデル建築物、シェアハウス、まにワッショイ古民館などの地域資源を生かしたまちの将来を考える動きが盛り上がっています。この取り組みで出されたアイデアを生かしながら地域づくり団体と協議を重ね、町なか再生を進めてまいります。 勝山振興局では、昨年4月に開設した地域創生コモンズまにわをこれまでに学生中心に約250名が利用し、この中から生まれた空き家改修プロジェクトの設計を学生が提案するなど、地域住民と大学が連携する拠点としての機能が確立されつつあります。また、町並み活性化については、この魅力をさらに高めるためのクラウドファンディングの活用やまちづくり景観協定など、未来へつながる取り組みを進めてまいります。 美甘振興局では、ヒメノモチ、古代米、シイタケなどの販路拡大を進めてきましたが、このほどヒメノモチ加工業者による共同事業体と山菜加工の事業体を設立し、旧美甘中学校の一部を使用して特産品を製造することになりました。 湯原振興局では、社地域が初めてやしろ竹あかりを大みそかに開催し、地域や帰省中の方はもとより、観光客にも幻想的な竹あかりを見ていただくことができました。来年度はモニターツアーの実施など、住民みずからが地域資源を生かす事業をさらに進めてまいります。トライアスロンによる地域振興では、公認スポーツ栄養士を迎え、アスリート用の食事の開発が進んでおり、来年度にはメニューを完成させ新たな誘客につなげてまいります。 なお、湯原温泉街の再生については、平成24年度から2億5,000万円余りをかけた都市再生整備事業が今年度で終了しますが、旅館、ホテルのうち昭和40年代に建設されたものが多くあり、これらは近い将来計画供用年数──使用することができる年数を超え、抜本的な対応を迫られるという大きな再生課題があります。この課題は全国の多くの温泉地に共通していますが、関係者と危機感を共有して、いち早く検討を始め、対応策を講じる機運を高めていく必要があると考えています。 次に、防災、危機管理関係についてでありますが、各種災害に備えるため、真庭市我が家の防災マップを改訂し全戸配布しましたので、市民の皆様にはよくごらんいただきたいと思います。真庭市の業務継続計画については、現在全庁挙げて策定中であります。また、自主防災組織の組織率は現時点で56%でありますが、今年度中に目標60%の達成を目指します。 次に、生活環境部関係についてでありますが、平成30年度の国民健康保険広域化に向けて、新制度による国保税の試算結果が来年度前半に公表される見込みであります。真庭市の平成26、7年度の国保医療費は低水準でありましたが、今年度は増加に転じており、この傾向が続くならば国保税が上昇することになります。今後、医療費の抑制対策を進めていかなければなりません。 地域間交通については、日ノ丸自動車株式会社の高速バス、広島、倉吉、鳥取線が1日2往復で運行され、現在湯原温泉口に停車していますが、この4月から中国自動車道北房呰部バスストップにも停車することになりました。また、高速バス米子大阪線の二川バスストップは、平成28年7月から1カ月平均で約100人が利用しています。これらのバスストップを維持する上からも、より一層の利用促進を呼びかけるものであります。 地域内交通のまにわくんは年間約18万人が利用する市民生活の基盤の一つになっていますが、枝線の利用者が少なく、平成27年度の赤字額約8,000万円のうち、枝線分の赤字が6,000万円に達することから、枝線の維持すべきサービスレベルを明確にした上で、利便性の向上と運行の効率化に向け、引き続き見直しを検討してまいります。 文化、芸術関係については、音響にすぐれるエスパスホールで昨年に引き続きCD録音と記念コンサートが、元東京芸術大学教授の瀧井敬子先生の御尽力により実現しました。昨年作製され、日本とヨーロッパで発売された「クロイツァーの記憶」のCDは、ジャケットに真庭市の風景が掲載されるとともに、音楽専門誌「レコード芸術」の準特選に選ばれています。また、2月12日には、真庭市とゆかりのある倉本聰先生演出による最後の全国公演「走る」が地元有志による実行委員会の協力のもと、盛況のうちに開催されました。今後とも一流のアーティストを招聘し、子供たちを初め、市民が質の高い芸術に接することができる環境づくりに努めてまいります。 環境関係では、公共施設を対象に今後5年間の対策をまとめた第3次真庭市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定しました。これに基づき、バイオマスボイラー設置や照明のLED化など、温暖化対策に取り組んでまいります。環境に配慮したまちづくりを進めるための環境基本計画は来年度が計画の終期になることから、第2次基本計画を市民の参画を得て作成してまいります。真庭の豊かな自然を後世に引き継ぐために、旭川流域に住む人たちと真庭市民が共同して自然環境について考える機会となる生き物調査や森づくりイベントを開催します。 次に、健康福祉部関係についてでありますが、来年度に計画期間が終了する第1次真庭市地域福祉計画、第2次真庭市障がい者計画、第4期真庭市障がい福祉計画については、市民意見を聞きながら策定してまいります。 健康づくりについては、運動不足を解消するために自転車を活用した事業に取り組んだ結果、参加者の約8割に運動習慣が身につくなどの変化が見られました。また、真庭の方言を使った真庭版ラジオ体操は1月22日開催の食育・健康まつりでお披露目されましたが、今後MITなどを通じて広め、健康維持に生かしていきます。 日本人の死亡原因のトップであるがん対策については、全国に先駆けて平成25年度から始めた中学生が対象の尿中ピロリ検診を今年度までに1,166人が利用し、50人が治療を受けました。また、受診率を上げるための検診無料クーポンを今年度は18%の方が利用され、受診者数の増加につながっています。 子育て環境の整備については、子育て世代の若い保護者等を応援するため、保育料の軽減策など、さまざまな施策に取り組んだ結果、1月末現在、来年度の入園希望者は1,450人で、ゼロ歳から5歳児の74%に当たり、本年度に比べ3.9%増加し、特に3歳未満の入園希望者がふえております。来年度当初の待機児童ゼロを目指し、入園希望の多い園ではCLTを使用する保育室の増室のほか、保育室の増改築も進めております。また、北房こども園整備については、国土交通省のサステナブル建築物等先導事業の木造先導型にCLTなど、木造利用プロジェクトを提案したところ、その先進性が認められ、1億3,800万円余りの財源を確保することができました。 病児保育については、この3月久世地区の松坂内科医院におひさまとしてスタートします。保護者が学校や園に迎えに行けない場合は施設が迎えに行く県内初のお迎えサービスもあり、さらに子育て環境が整います。 養護老人ホームささぶき苑については、本年4月から運営を社会福祉法人郁青会に移管し、百楽苑として開所し、長年の懸案であった入所者の処遇の改善が実現します。 高齢者福祉については、真庭市高齢者保健福祉計画、介護保険計画に基づいて、県内15市で最も安い介護保険料で適正な事業運営を行っているほか、今年度から総合事業に取り組み、在宅で暮らし続けられる地域づくりを進めております。そして、来年度は次期真庭市高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画を策定し、高齢者が自立した日常生活を営める体制づくりを進めてまいります。 認知症対策については、真庭市の高齢者のうち、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の高齢者は全国的には増加している中にあって、平成24年度から2,000人余りで推移していますが、高齢者や子供の見守りをより強化するため、地域見守りネットワーク事業のまにわのわをスタートさせました。 次に、産業観光部関係についてでありますが、観光振興については観光関係者を初め、地域の多彩なメンバーの参画のもと、観光戦略づくりを進めているところであります。策定した戦略に基づき、真庭市全体の観光振興の体制をさらに強固にし、インバウンドを含む来訪者の増加を目指してまいります。 農業振興についてですが、農業後継者の増加を目指しており、平成25年度5名、26年、27年度が7名、28年12月末で9名が新規に就農しております。また、本年度東京で実施した真庭起農スクールの登録者は20名を超え、この中から1名が新規就農者となり、数年後に真庭で就農したいという方を4名確保することができました。また、農業振興と生ごみ、し尿等の資源化を連携させる方策を引き続き推進してまいります。 有害鳥獣対策については、平成25年度から27年度までの捕獲頭数は年間1,000頭から1,300頭で推移してきましたが、28年度は12月末までに1,800頭に達しております。今後とも効果的なくくりわな、おりに重点を置き、捕獲を強化してまいります。 林業振興については、持続可能な林業経営、安定供給体制の構築、木材需要の拡大を施策の柱として推進しておりますが、美甘地区における林業経営の先進モデルづくりは、本年度市内の森林所有者や関係者から林業の収益性を高める方法や林業経営を担う組織のあり方等について意見を聴取し、来年度以降、経営組織の設立に向け取り組んでまいります。木材需要の拡大については、落合総合センターや天の川こども園、建設中の北房小学校、こども園等の公共施設に真庭産材を積極的に活用しているほか、新築木造住宅への助成を継続します。また、CLTについては建築基準法の告示を受けて建築設計士等への理解醸成が進み、このたび福島県の復興公営住宅への使用が決まりました。また、久世駅前のモデル建築物の視察などによって認知度を上げることで普及を促進し、需要拡大を関係者とともに進めてまいります。 再生可能エネルギー利用を進めるための北房ダム地域小水力発電事業については、詳細設計が今年度中に完了する予定であります。来年度工事を施工し、完成後は売電による収入を農業集落排水処理施設の管理費用に充てます。なお、年間約22トンの二酸化炭素の削減効果が見込まれています。 地域産物の海外展開については、初の真庭フェアをロンドンのジャパンセンターで3月1日から21日まで、また3月10日は大和ジャパンハウスにおいて開催し、日本酒、みそ、お茶、郷原漆器などを出展します。ヨーロッパでのニーズ把握やマーケティングを事業者が直接行うことで、真庭産品の海外展開の大きな弾みになることが期待されています。 次に、建設部関係についてでありますが、真庭らしさの景観整備については検討委員会からの提言を尊重し、地域資源や特性を盛り込んだ真庭らしさのある看板やトイレの整備方針を定め、来訪者が再び訪れたくなるような施設の整備と管理を進めてまいります。 落合橋補修工事は約3億円を投じ工事期間は3年にも及びますが、単なる改修に終わらせることなく、地域のシンボルとして中心街の再生に刺激を与えるものになることを期待しております。 上水道については、工業用水量の増加により不足する水量を補うため、落合地区の西河内第2浄水場新設工事を本年度から施工し、平成30年4月の給水開始を予定しています。 下水道については、人口減少などによる料金収入の減少、施設、設備の老朽化に伴う費用の増大などで厳しさが増す経営環境を踏まえ、来年度から公営企業会計へ移行し、経営の見える化を図りながら経営基盤の強化や財政マネジメントの向上に取り組み、経営の健全化を目指します。また、市設置型浄化槽については、設置者の御理解をいただきながら個人への譲渡を進めてまいります。 次に、教育委員会関係についてでありますが、教育こそ将来を担う人づくりの基盤であります。第2次真庭市教育振興基本計画においては、先般策定した総合教育大綱の基本理念を実現するために、今後5年間に取り組むべき施策を明らかにします。市民ワークショップやパブリックコメントの意見等も反映させ、今年度中に策定、公表し、来年度にはダイジェスト版の作成、配布を予定しております。 地域と連携した真庭型教育環境の創造については、授業への地域人材の参画、地域学習の展開など、地域コミュニティーが機能している真庭ならではの取り組みを進めています。例えば、落合小学校では「うみ・やま・かわ新聞」づくりに取り組んだことで地域学習と全国の小学校との交流が始まり、中和小学校はふるさと学習の成果を学校の森・子どもサミットで発表しました。こうした成果を全市に広げ、地域の特色を生かした学校教育として定着させてまいります。 全国学力・学習状況調査のうち、小学校の調査結果は全国平均をやや上回る状態となっていますが、中学校では依然厳しい状況が続いており、特に数学の定着率が低い状態で日常的な積み上げの不足が一因と考えられます。家庭において子供の学習環境を整えることをなお一層行っていただくことを要請します。 真庭型ICT教育の環境整備については、教師用タブレット端末の活用が小学校では全授業時間の41%、中学校では54%まで進み、ほぼ毎日活用する状態になっております。今後効果のあった取り組みの教訓を共有することで、より魅力ある授業づくりを進めてまいります。 教育環境の整備についてでありますが、落合中学校については市道側の進入路整備が完了し、体育館から給食棟への渡り廊下の工事は年度内に完成予定です。勝山中学校屋内運動場の改修工事についても同様であります。 北房地域の教育施設整備については、敷地内の地盤改良工事が終わり、現在は基礎工事に着手しております。机や椅子、備品などは市内産の木材を活用し、真庭市の特徴を生かした学習環境を整えていきます。 平成30年夏に開館予定の中央図書館については、市民説明会や高校生との意見交換会などの意見を反映させた設計が完了しました。来年度には工事を発注し、蔵書も計画的に進めてまいります。今後とも知の拠点である図書館整備を順次進め、本に親しむ環境を整備し、市民が足を運び読書が日常化するよう機運を醸成してまいります。 最後に総務部関係についてでありますが、中央図書館の整備に伴う勝山振興局の移転については、勝山文化センターの改修工事を2月末に終え、3月21日から仮業務を始め、4月から本格的に業務を開始します。 久世駅前のCLT建築物は、3月20日に市民や関係者とともに竣工式を開催し、あわせてCLT工場等の見学会も実施します。今後地域おこし団体と連携して、町なか回遊の拠点やサイクリングターミナルとして多くの人に親しまれる場所にするとともに駅の利用者増にもつなげてまいります。 以上、市政運営の状況について主なものを報告しました。 なお、今定例会では、報告1件、条例や予算議案など31件、総数32件の御審議をお願い申し上げます。また、諸議案の内容につきましては、日程に沿い順次説明しますが、御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶と業務の報告とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 市長の挨拶並びに諸般の報告が終わりました。 それでは、これより議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において15番初本勝君、17番長尾修君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 次に、日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から3月15日までの22日間とし、会期中の日程はお手元に配付しております定例会運営予定表のとおりにすることに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹原茂三君) 御異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月15日までの22日間とし、会期中の日程はお手元に配付しております定例会運営予定表のとおりとすることに決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 次に、日程第3、報告第1号専決処分の報告についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました報告第1号専決処分の報告については、地方自治法第180条第1項の規定により、真庭市議会の議決を経て指定された市長の専決事項として、市の義務に属する損害賠償額の決定及び和解につきまして専決処分したものを、同条第2項の規定により別紙のとおり報告するものであります。 以上でありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 新幸蒜山振興局長。 ◎蒜山振興局長(新幸知典君) 報告第1号の専決処分につきまして補足説明をいたします。 議案集2ページの専決処分の概要書をごらんください。 本件でありますが、損害賠償額1万2,800円を平成29年1月27日に専決処分したものであります。事故の概要でありますが、3ページの参考資料及び4ページの現場見取り図もあわせてごらんください。昨年11月18日午前9時35分ごろ、真庭市粟谷地内の市道篠ヶ乢線を真庭市立二川小学校方面に走行中、商店駐車場から後進してきた車両が公用車の右側後部に接触し、損傷したものであります。損害額は相手側12万8,000円で、過失割合は市側10%で、市の損害責任額は1万2,800円となり、全額を保険で対応いたしております。今後、このような事故を起こさないよう、振興局全職員を対象に安全運転意識の徹底を図り、再発防止に努めてまいります。 以上、補足説明をさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹原茂三君) ないようですので、これで日程第3、報告第1号を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 次に、日程第4、議案第1号平成28年度真庭市一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました議案第1号平成28年度真庭市一般会計補正予算(第4号)について、その概要を御説明します。 このたびの補正予算は、先月の大雪等の除雪に要する経費を増額計上するものであります。この補正により、これまでに要した費用の清算を行うとともに、今後も予測される除雪について万全の除雪体制を期するものであります。一般会計で1億6,500万円を増額し、歳入歳出総額323億8,899万6,000円を計上しております。 以上でありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 安達総務部次長。 ◎総務部次長(安達学君) 議案第1号平成28年度真庭市一般会計補正予算(第4号)について補足説明をさせていただきます。 今回の補正予算は、1月24日、2月12日を中心に岡山県北部の広い範囲で見舞われた大雪の除雪関連経費の補正でございます。除雪関連経費は当初予算で1億1,204万8,000円を計上しておりましたが、今回これに追加して1億6,500万円を計上するものでございます。これは、これまでに除雪に要した経費の円滑な執行を図るとともに、今後まだ予断を許さない降雪に備え、除雪体制の万全を期すためのものでございます。 それでは、真庭市補正予算概要説明書をお願いいたします。 1ページ中段の(1)をごらん願います。 歳入は、国県道の除雪に係る県委託金と、歳出に対する一般財源不足を補うための財政調整基金繰入金を計上いたしております。歳出は、除雪作業の委託料、市保有の除雪車の燃料費及び修繕料を計上いたしております。 以上、議案第1号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹原茂三君) ないようですので、これで質疑を終わります。 次に、委員会付託省略についてお諮りいたします。 お諮りいたします。 議会運営委員会の決定事項でお知らせしておりますとおり、本案については会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹原茂三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号については委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することに決しました。 それでは、これより議案第1号について討論を行います。 討論はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(竹原茂三君) ないようですので、これで討論を終わります。 これより議案第1号平成28年度真庭市一般会計補正予算(第4号)についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹原茂三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号については原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 次に、日程第5、議案第2号真庭市防災行政無線設置に関する条例の一部改正についてから日程第20、議案第17号字の区域の変更についてまでの16件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第2号真庭市防災行政無線設置に関する条例の一部改正についてから議案第17号字の区域の変更についてまでの議案16件につきまして、その概要を御説明いたします。 議案第2号真庭市防災行政無線設置に関する条例の一部改正については、防災行政無線のうち、湯原及び蒜山地区の固定系無線施設を廃止するため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第3号真庭市過疎地域自立促進市町村計画の変更については、同計画に川東小学校大規模改修事業ほか2事業を計上するため、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第4号真庭市個人情報保護条例等の一部改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第5号真庭市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び真庭市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、介護及び育児の支援を推進するため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第6号真庭市税条例等の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、軽自動車税に環境性能割の導入、法人市民税法人税割の税率の引き下げ等を行うため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第7号真庭市と新庄村との事務の委託の変更については、地方自治法第252条の14第2項の規定により、養護老人ホームに関する事務の委託廃止に係る真庭市と新庄村との事務の委託に関する規約の変更を行うため、新庄村と協議することについて、同条第3項の規定において準用する同法第252条の2の2第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第8号の財産の無償譲渡については、地元自治会に下呰部の北区公会堂を無償で譲渡することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第9号相互救済事業の委託については、真庭市が所有または占有する建物の損害に対する共済事業について、一般財団法人全国自治協会から公益社団法人全国市有物件災害共済会へ委託先をかえるため、地方自治法第263条の2第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第10号真庭市養護老人ホームささぶき苑条例の廃止については、養護老人ホームささぶき苑を廃止するため、条例の廃止を行うものであります。 次に、議案第11号真庭市介護保険条例の一部改正については、介護保険法施行令の一部改正に伴い、平成29年度における保険料率の特例を定めるため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第12号真庭市歴史民俗資料館条例の一部改正については、湯原温泉独楽の博物館を廃止するため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第13号真庭市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定については、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定めるため、条例を制定するものであります。 次に、議案第14号真庭市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価については、同事務費の賦課総額等を定めるため、真庭市農業共済条例第5条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第15号真庭市農業共済事業特別会計(農作物共済勘定(水稲))に係る特別積立金の取り崩しについては、同積立金を農業災害補償法第96条の規定により、損害防止のため、必要な施設をするのに必要な費用の支払いに充てるため、真庭市農業共済条例第155条第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第16号真庭市都市公園条例等の一部改正等については、都市計画区域内の公共施設のうち、一部の公園を都市公園として位置づけるため条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第17号字の区域の変更については、真庭市内の土地149筆について字の区域を変更するため、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な議決をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 片岡危機管理監。 ◎危機管理監(片岡清君) それでは、議案第2号真庭市防災行政無線設置に関する条例の一部改正につきまして補足説明をさせていただきます。 改正内容といたしましては、防災行政無線のうち、湯原地区及び蒜山地区の防災行政無線の固定系を廃止するものであります。 議案集8ページから12ページに記載しております新旧対照表に記載していますように、条例の別表1中、下線を引いている箇所の固定系無線施設を削除し、条例の所要の改正をするものであります。湯原地区及び蒜山地区の固定系防災行政無線は、合併前の旧町村時代に設置しているものでありまして、設備の老朽化も進み、市内IP告知放送設備設置以降、使用していない状況でございます。また、防災行政無線のアナログ波の使用期限は平成34年まででありまして、現在は経過措置期間となっております。現在、真庭市における災害時の通知、伝達手段といたしましては、IP告知放送を主といたしまして、IP屋外放送塔、MIT、Lアラート、緊急速報などがあります。また、防災行政無線も移動系につきましては残すことにしておりまして、今後は移動系のデジタル無線機を配備する方向であります。災害時の情報伝達におきましては影響はないものと考えております。 以上、補足説明とさせていただきます。御審議よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 続きまして、上島総合政策課長。 ◎総合政策部総合政策課長(上島芳広君) 失礼します。議案第3号真庭市過疎地域自立促進市町村計画の変更について補足説明をさせていただきます。 別添の議案第3号の参考資料をお開きいただきたいと思います。 まず、1ページをお開きいただきたいと思います。 今回の変更は、新規事業3件の追加を行うものでございます。 続いて、2ページをお開きいただきたいと思います。 この内容でございますが、まず1つ目、地域用水環境整備事業でございますが、北房ダムが通常から河川を維持するというふうなことで河川維持流量の放流を行ってございます。この放流水を使って発電設備を設け、土地改良施設の維持管理に活用するというものでございます。 次に、2つ目、蒜山簡易水道塩釜地区緊急遮断弁の設置事業でございます。こちらのほうは塩釜の湧水、水源は御存じのように非常に水質がよいというふうなことからろ過装置を設置せず、滅菌処理のみを行ってございます。現在700戸、1,500人の方に水を届けておりますが、しかし、ろ過装置がないというふうなことで地震発生時等に濁水が流入するおそれがあります。そこで、濁度計と緊急遮断弁を設けまして、安全・安心な水の供給を行おうとするものでございます。 3つ目でございます。川東小学校の大規模改修事業でございますが、川東小学校は昭和51年の建築でございまして築後40年以上経過しておりまして、内装、外装ともに傷みが甚だしいというふうなことから子供たちが安全・安心に学べるように大規模改修工事を行うものでございます。 これら3件とも過疎計画に適しておりまして適債事業でございます。以上の3件の新規事業の追加に伴い、過疎地域自立促進市町村計画を変更するものでございます。御審議の上、御承認いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、補足説明を求めます。 秋田総務部長。 ◎総務部長(秋田繁彦君) それでは、議案第4号真庭市個人情報保護条例等の一部改正について補足説明をいたします。 同じく参考資料の1ページをごらんください。 この資料は、真庭市が保有する特定個人情報の利用と提供についてその概要を示したものでございます。個人番号を含む個人情報、特定個人情報は市役所内部での利用や教育委員会への提供以外に、番号法で規定する法定事務については情報提供ネットワークを用いて他の自治体との間で照会や提供ができます。今回番号法の一部改正に伴い、地方公共団体が条例で定める独自利用事務についても情報提供ネットワークを用いて特定個人情報の提供が求めることができるようになったことから、他の自治体の求めに対し、真庭市が保有する特定個人情報の適正な取り扱いを行うため、条例の所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第5号真庭市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び真庭市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について補足説明をいたします。 同じく別冊の参考資料の1ページをごらんください。 平成28年8月の人事院勧告で、育児休業法改正の意見の申し出及び勤務時間法改正の勧告が公表されました。その内容につきましては、①から④のとおりでございます。これを受けまして地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等、育児又は家族介護を行う勤労者の福祉に関する法律が一部改正されたことに伴い、条例の所要の改正を行うものでございます。具体的には、真庭市職員の仕事と介護及び育児の両立支援を推進するため、介護休暇の分割取得、介護時間の新設、育児休業等に係る子の範囲の拡大等を定めるものでございます。 続きまして、議案第6号真庭市税条例等の一部改正について補足説明をさせていただきます。 議案集の37ページをごらんください。 消費税率引き上げ時期の変更及び平成28年度税制改正に伴う地方税法の一部改正が行われたことに伴い、条例の所要の改正を行うものでございます。消費税率引き上げ時期の変更に伴うものは環境に配慮するため、軽自動車の取得税を廃止し環境性能割を導入するもの、及び法人市民税の法人税割の税率を引き下げ、交付税の原資とするもので平成31年10月1日から適用するものでございます。また、個人市民税における住宅ローン控除制度を2年延長するものでございます。平成28年度税制改正に伴うものは、軽自動車のグリーン化特例を1年延長するもの及び医療用から転用された医薬品の医療費控除の特例を平成30年度から創設するものでございます。 続きまして、議案第7号真庭市と新庄村との事務の委託の変更につきまして補足説明をいたします。 議案集の70ページをごらんください。 平成29年4月1日に養護老人ホームの運営を真庭市から民間法人へ移管することに伴い、真庭市が新庄村から委託されている養護老人ホームに関する事務を廃止するため、規約変更の協議を行うものでございます。 続きまして、議案第8号財産の無償譲渡について補足説明をいたします。 議案集の73ページをごらんください。 北区公会堂は昭和55年から北区自治会が集会施設として使用しており、これまで無償譲渡したコミュニティハウスと同様な実態であることから、地元自治体に無償で譲渡するものでございます。 続きまして、議案第9号相互救済事業の委託について補足説明をいたします。 議案集の74ページをごらんください。 真庭市が所有、使用または管理する建物、工作物及び動産に係る火災や落雷等による損害を補填する相互救済事業について、従来委託していた一般財団法人全国自治協会の委託金額の特例掛け率が平成29年4月に廃止され委託金額が大幅に増額することから、公益社団法人全国市有物件災害共済会に委託先を変更するものでございます。なお、公益社団法人全国市有物件災害共済会は、地方自治法第263条の2に基づき、相互共済事業を実施するため、全国の各市が共同で設置した団体でございます。 以上、議案第4号から議案第9号までの補足説明でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 稲田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(稲田隆司君) 議案第10号の真庭市養護老人ホームささぶき苑条例の廃止について補足説明をさせていただきます。 議案集75ページをごらんください。 養護老人ホームささぶき苑は、本年3月31日で閉所し、4月1日から運営を社会福祉法人郁青会に移管して百楽苑として開所するため、ささぶき苑条例を廃止するものであります。 以上、議案第10号の補足説明とさせていただきます。 次に、議案第11号の真庭市介護保険条例の一部を改正する条例について補足説明をさせていただきます。 議案第11号の参考資料1ページをごらんください。 介護保険制度では所得の状況に応じて保険料を負担する仕組みとなっており、第1号被保険者の段階の判定に地方税法上の合計所得金額を用いています。このため、災害や土地収用等を含む、本人の責めに帰さない理由により自宅や土地を譲渡した場合、譲渡した翌年の所得が急増し介護保険料が高額になる場合があります。そこで、このような譲渡収入等を所得として取り扱わないこととする介護保険施行令の一部を改正する政令が公布され、それに伴い条例の一部を改正するものであります。 以上、議案第11号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 次に、長尾産業観光部長。 ◎産業観光部長(長尾卓洋君) 議案第12号から議案第15号まで一括で補足説明をさせていただきます。 最初に、80ページの議案第12号真庭市歴史民俗資料館条例の一部改正についてでありますが、これは真庭温泉独楽の博物館を廃止するため、条例の一部改正を行うものであります。改正内容は81ページのとおり、条例の中で位置づけられている施設の名称、位置、開館時間等について当該施設に係るものを削除するもので、新旧対照表は82ページ以降に記載しているとおりであります。本施設は昭和58年に設置され、管理棟、展示棟から成り、多数のこま資料を有する資料館でありましたが、展示棟につきましては老朽化が著しく維持が困難となりましたので解体し、管理棟については有効な利活用策を検討していきます。 次に、88ページの議案第13号でございます。 真庭市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定についてでありますが、これは農業委員会等に関する法律の改正により、公選制から議会の同意を要件とする市長の任命制へと農業委員の選出方法の変更、あわせて農地利用最適化推進委員が新設されたところです。これに伴い、89ページのとおり、農業委員、推進委員の定数を定めるとともに、関連する条例の廃止や一部改正を行うものです。 次に、95ページの議案第14号真庭市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価についてでありますが、真庭市農業共済条例第5条第2項の規定により毎会計年度の賦課総額及び賦課単価を定めるため、議会の議決を求めるものであります。賦課総額は平成29年度当初予算書の事業予定量と賦課単価から算出した額であり、業務勘定の収入、賦課金の額となります。事務費の賦課総額は1,275万8,000円、賦課単価はそれぞれ記載しているとおりで平成28年度からの変更はありません。 次に、96ページの議案第15号真庭市農業共済事業特別会計(農作物共済勘定(水稲))に係る特別積立金の取り崩しについてでありますが、真庭市農業共済条例第155条第6項の規定により、損害防止事業を実施する際、特別積立金を取り崩し必要な費用の支払いに充てるため、議会の議決を求めるものであり、取り崩し限度額は90万3,000円であります。なお、この損害防止事業は有害鳥獣に係るものであり、平成28年度から実施しているものであります。 以上、簡単でありますが、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、山本建設部長。 ◎建設部長(山本光一君) それでは、議案第16号及び議案第17号につきまして補足説明をさせていただきます。 議案第16号真庭市都市公園条例等の一部改正等についてですが、資料は議案集の97ページからでございます。 都市計画の見直しを進めるに当たり、真庭都市計画区域及び湯原都市計画区域内の公共施設のうち、一部の公園要素を踏まえた施設につきまして、都市公園として維持管理に努めることで交付税の算入や災害時の国の復旧補助など、有利になることから、また防災拠点としての役割も含め、総合的な整備の推進を図るものでございます。 議案集の98ページをお開きください。 中段3番の運動公園では3番目の真庭やまびこ公園を、4番の街区公園では2番目の川東公園から次ページの99ページ上段から6行目のやんちゃき広場までの合計9公園を都市公園として追加するものでございます。改正内容につきましては、資料99ページから121ページでございます。お目通しいただきたいと思います。 次に、議案第17号字の区域の変更についてでございますが、資料は議案集の123ページから131ページでございます。 国土調査に当たりまして、上市瀬の一部、本庄の一部、禾津の一部におきまして同一所有名義人の2筆以上の土地を1筆とすることに伴いまして字の区域の変更が生じたため、地方自治法の規定に基づき、変更調書の左の欄に掲げる土地に係る字の区域を右の欄のように変更するものでございます。 以上、補足説明とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 補足説明が終わりました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(竹原茂三君) 続きまして、日程第21、議案第18号平成29年度真庭市一般会計予算についてから日程第34、議案第31号平成29年度真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計予算についてまでの予算議案14件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第18号平成29年度真庭市一般会計予算についてから議案第31号平成29年度真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計予算についてまでの一般会計のほか、特別会計、公営企業会計、合わせて14会計の平成29年度当初予算について、その概要を御説明いたします。 平成29年度の当初予算につきましては、4月に市長、市議会議員選挙が実施されますので、人件費、扶助費、公債費、施設管理費など経常的な経費を中心とした骨格予算として予算編成を行っております。 なお、これまで計画的に進めてきた普通建設事業や総合計画まち・ひと・しごと総合戦略などに掲げた事業のうち、市民生活に密着し、年度当初から取り組むほうがより成果が上がると期待できる事業については間断なく対応するよう、この骨格予算に計上しております。 当初予算の規模は一般会計に310億6,500万円を計上しており、前年度に対し19億5,500万円、6.7%の増となっております。 また、特別会計の総額は141億6,314万4,000円、公営企業会計の総額は73億4,148万2,000円であります。 真庭市全体の平成29年度当初予算総額は525億6,962万6,000円で前年度と比較して26億8,672万4,000円、5.4%の増であります。 なお、詳しい内容につきましては、お手元にお配りしております予算書、予算概要説明書、事務事業一覧表をごらんください。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 安達総務部次長。 ◎総務部次長(安達学君) 議案第18号平成29年度真庭市一般会計予算について補足説明をさせていただきます。 真庭市当初予算概要説明書の1ページ及び2ページをごらん願います。 平成29年度当初予算は骨格予算として編成を行いましたが、既に実施中の北房新教育関係整備事業を初めとしたハード事業や第2次真庭市総合計画、まち・ひと・しごと総合戦略に掲げるソフト事業につきましては継続事業として計上いたしており、一般会計予算総額は310億6,500万円と、昨年度と比較して6.7%の増額編成となっております。 一方、平成28年10月に作成をいたしました真庭市財政の見通しでは、依然として厳しい財政状況が見込まれております。このことから国、県の補助金や交付金の活用を初め、交付税措置の有利な市債の活用など、あらゆる手段を講じて歳入確保を図るとともに、一層の行財政改革の推進と既存事業の見直しを図りました。 3ページをごらん願います。 歳入予算の特徴といたしましては、北房新教育関係整備事業や真庭火葬場整備事業、中央図書館整備事業の継続実施に伴い、国庫支出金や過疎対策事業債、合併事業債などの市債を大幅に増加いたしております。市税につきましては、法人市民税の増収等により0.9%の増加を見込んでおります。地方交付税は平成26年度から市町村合併による行政区域の広域化に伴う財政需要額が交付税算定に反映されているものの、合併算定がえの特例措置の終了に伴う段階的な縮減の影響が強く、大きく減額をいたしております。繰入金は新たに公共施設の更新問題への対応として、施設の除却や大規模改修事業に公共施設整備等基金を活用いたしております。 次に、5ページをごらん願います。 歳出予算のうち主なものは、義務的経費では障がい児放課後等デイサービスの充実等により扶助費を増額計上いたしております。また、投資的経費では北房新教育関係整備事業、中央図書館施設整備事業等を計上いたしております。 次に、15ページをごらん願います。 平成29年度の一般会計予算における主要事業を第2次真庭市総合計画の5本柱ごとに掲載をいたしております。また、17ページ以降にその事業の内容を掲載いたしております。 次に、予算書の7ページをごらん願います。 第2表債務負担行為は、岡山県信用保証協会に対する損失補償を行うに当たり、その期間と限度額を定めるものであります。 8ページをごらん願います。 第3表地方債は、過疎対策事業債等を予算計上するに当たり、その限度額等を定めるものであります。 以上、議案第18号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、山根生活環境部長。 ◎生活環境部長(山根眞一君) 議案第19号、議案第20号の補足説明をさせていただきます。 議案第19号平成29年度真庭市国民健康保険特別会計予算について、当初予算概要説明書によりさせていただきます。 6ページをお願いいたします。 歳入では、主なものは国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付金、県支出金、共同事業交付金、一般会計繰入金、基金繰入金を計上しています。 歳出では、主なものは総務費、保険給付費、後期高齢者支援金、介護納付金、共同事業拠出金、保険事業費を計上しています。 これらにより、歳入歳出予算の総額はそれぞれ62億4,412万2,000円となり、前年度予算と比較すると1,055万9,000円、0.2%の減となっています。 続いて、議案第20号平成29年度真庭市後期高齢者医療特別会計予算について、当初予算概要説明書6ページでさせていただきます。 歳入では、主なものは後期高齢者医療保険料、一般会計繰入金、雑入を計上しています。 歳出では、主なものは総務管理費、徴収費、後期高齢者医療広域連合納付金を計上しています。 これらにより、歳入歳出予算の総額はそれぞれ7億3,902万9,000円となり、前年度予算と比較すると2,812万9,000円、3.7%の減となっています。 以上、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、稲田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(稲田隆司君) 議案第21号平成29年度真庭市介護保険特別会計予算について補足説明をさせていただきます。 当初予算概要説明書の6ページをごらんください。 歳入の主なものは、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金を計上しております。 歳出の主なものは、総務費、保険給付費、地域支援事業費を計上しております。 歳入歳出予算の総額はそれぞれ59億7,507万4,000円となっております。 以上、議案第21号の補足説明とさせていただきます。 次に、議案第22号平成29年度真庭市介護保険特別会計介護サービス事業勘定)予算について補足説明させていただきます。 当初予算概要説明書の7ページをごらんください。 歳入の主なものは、サービス収入、繰入金を計上しております。 歳出の主なものは、居宅介護支援事業人件費、居宅介護支援事業費を計上しております。 歳入歳出予算の総額は4,826万8,000円となっております。 以上、議案第22号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 次に、山本建設部長。 ◎建設部長(山本光一君) それでは、議案第23号、議案第24号及び議案第29号、議案第30号につきまして、真庭市当初予算概要説明書より説明させていただきます。 7ページをお開きください。 6番、議案第23号平成29年度真庭市簡易水道事業特別会計予算についてでございますが、歳入の主なものとしては使用料及び手数料、国及び県支出金、繰入金、市債を計上しております。 歳出の主なものとしては簡易水道総務費、簡易水道施設費、公債費を計上し、これらにより歳入歳出予算の総額はそれぞれ9億1,225万9,000円で、前年度予算と比較しますと19.6%の減となっております。これは主に簡易水道施設費の工事費の減によるものでございます。施設整備の主なものとしては月田地区の老朽管の改良工事、湯原の監視装置の光ケーブル化、塩釜の緊急遮断弁装置の工事を予定しております。 次に、7番、議案第24号平成29年度真庭市浄化槽事業特別会計予算についてですが、歳入の主なものとしては、使用料及び手数料、一般会計繰入金を計上しています。 歳出の主なものとしては、総務管理費、公債費を計上し、これらにより歳入歳出予算の総額はそれぞれ9,346万4,000円となり、前年度予算と比較しますと22.3%の減となっております。これは平成29年度より浄化槽の個人への譲渡が始まり、市が管理する浄化槽が減となるためでございます。 次に、9ページをお開きください。 12番の議案第29号平成29年度真庭市水道事業会計予算についてでございますが、収益的収入及び支出のうち、収益的収入では主なものとして営業収益、営業外収益を見込み、収入総額は6億8,893万9,000円となっております。収益的支出では営業収益、営業外収益、特別損失、予備費を計上し、支出総額は5億9,371万2,000円となっています。 次に、資本的収入及び支出でございますが、資本的収入では企業債、負担金を見込み、総額は3億7,254万6,000円となっております。資本的支出では建設改良費、企業債償還金を計上しており、建設改良費の主なものとしては新浄水場の建設工事、老朽管改良工事、道路事業や下水道事業に伴う配水管の支障移転工事で、資本的支出総額は10億7,175万2,000円となっております。 なお、資本的収入が資本的支出額に対する不足額は過年度損益勘定留保資金と消費税及び地方消費税、資本的収支調整額で補填しています。 次に、13番、議案第30号平成29年度真庭市下水道事業会計予算についてでございますが、収益的収入及び支出のうち、収益的収入では主なものとして営業収益、営業外収益を見込み、収入総額は21億1,179万8,000円となっております。収益的支出では営業費用、営業外費用、特別損失、予備費を計上し、支出総額は18億879万9,000円となっております。 次に、10ページ、資本的収入及び支出ですが、資本的収入では企業債、補助金、負担金及び分担金、その他収入を見込み、収入総額は8億1,830万円となっております。資本的支出では建設改良費、企業債償還金を計上しており、建設改良費の主なものとしては久世、勝山、落合、下呰部の管渠工事、久世の五反地区の雨水排水対策工事で、資本的支出総額は18億1,629万8,000円としております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は公営企業会計移行初年度のため、当該年度損益勘定留保資金で補填しております。 以上、簡単でございますけど、補足説明とさせていただきます。 ○議長(竹原茂三君) 次に、新幸蒜山振興局長。 ◎蒜山振興局長(新幸知典君) 議案第25号平成29年度真庭市津黒高原観光事業特別会計予算につきまして補足説明をさせていただきます。 予算概要説明書8ページの8番をごらんください。 歳入の主なものは基準外の一般会計繰入金で、歳出の主なものは共通経常管理費及び共通臨時管理費であります。これらにより歳入歳出予算の総額はそれぞれ2,525万3,000円を計上し、前年度予算比較18.5%の減となっております。 以上、補足説明とさせていただきます。御審議よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、谷岡美甘振興局長。 ◎美甘振興局長(谷岡昭雅君) 議案第26号平成29年度真庭市クリエイト菅谷事業特別会計予算について補足説明をさせていただきます。 予算概要説明書、続きまして8ページ9番でございます。 歳入では、指定管理施設に係る一般会計からの繰入金を計上しています。 歳出の主なものは、指定管理委託料、修繕料などを計上しています。 これらにより、歳入歳出予算の総額はそれぞれ674万5,000円となり、前年度予算と比較すると24万9,000円、3.8%の増となっています。これは主に水道水質検査の委託料を計上したことによるものです。 以上で補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、宮本湯原振興局長。 ◎湯原振興局長(宮本隆志君) 議案第27号平成29年度真庭市温泉事業特別会計予算につきまして補足説明をさせていただきます。 当初予算概要説明書の8ページ、10番をごらんください。 歳入の主なものといたしましては、配湯使用料1億613万5,000円でございます。 歳出につきましては、温泉施設の一般管理費、足温泉管理費、湯本温泉館管理費などで経常的な維持管理費が主なものでございます。 これらにより、歳入歳出予算の総額はそれぞれ1億1,893万円となり、前年度予算と比較しますと293万円、2.5%の増となっております。 以上、簡単でございますが、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、長尾産業観光部長。 ◎産業観光部長(長尾卓洋君) 議案第28号平成29年度真庭市農業共済事業特別会計予算につきまして補足説明をさせていただきます。 別冊の緑色のテープで製本しております平成29年度真庭市農業共済事業特別会計予算書をごらんいただきたいと思います。 農業共済事業予算につきましては、2ページ、3ページに記載しておりますように、農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済、園芸施設共済の事業勘定ごとに前年度の実績等から事業の予定量を定めまして予算計画しております。平成29年度予算につきましては、4ページのとおり各事業勘定及び業務勘定の計6勘定で収入支出予算の総額をそれぞれ前年度予算と比較しまして1.9%減の2億8,296万1,000円となっております。 以上、簡単でありますが、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(竹原茂三君) 次に、横山病院事務部長。 ◎湯原温泉病院事務部長(横山高史君) 議案第31号平成29年度真庭市国民健康保険湯原温泉病院事業会計予算の補足説明をいたします。 予算概要説明書の10ページからになります。 まず、収益的収入及び支出でございます。収益的収入のうち、事業収益の主なものは医業収益、訪問看護ステーション収益、居宅介護支援事業収益、以上の3つでございます。医業外収益でございますが、他会計補助金、その他医業外収益、長期前受け金戻し入れ、雑収入ほかを計上し、病院事業収益の総額は16億4,760万8,000円となっております。 次に、収益的支出のうち病院事業費用で主なものでございますが、医業費用、訪問看護ステーション費用、居宅介護支援事業費用でございます。医業外費用でございますが、企業債利息、雑支出、患者外給食材料費ほかを計上いたしております。また、昨年同様に地方公営企業会計基準改定に伴います退職給与引当金4,890万円を特別損失に計上し、予備費を200万円として病院事業費用の総額は16億4,760万8,000円となっております。 続きまして、資本的収入及び支出でございますが、資本的収入では出資金と企業債、この2つを計上し、資本的収入の総額は7,676万8,000円となっております。 次に、資本的支出でございますが、建設改良費で機械器具購入費、企業債償還金を計上し、資本的支出の総額は1億2,035万2,000円となっております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4,358万4,000円でございますが、これは過年度損益勘定留保資金で補填いたしております。 以上、まことに簡単でございますが、補足説明といたします。 ○議長(竹原茂三君) 補足説明が終わりました。 これで本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしました。 定例会運営予定に従い、次回は2月24日金曜日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を予定しております。本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いいたします。 以上、本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。            午前11時07分 散会...